潮冷熱株式会社 のインターンシップ体験記一覧

2024年参加 / 機関学科 / 男性

潮冷熱株式会社 のインターンシップ体験記一覧

2026年3月投稿

5.0
後輩へのおすすめ5.0
リアルな業務体験5.0
仕事の面白さ5.0
社風・人の魅力5.0
金銭補助の手厚さ5.0
条件の透明性5.0
活躍イメージ5.0
入社意欲の高まり4.0

参加を決めた最大の理由

会社の業界に興味があったから ・ 地元(またはUターン希望地)の企業で働きたかったから

インターンシップで体験した内容

前半は社内で、CADを用いた船舶用空調機の配置図作成と、船の容積に基づいた熱負荷計算の基礎を学びました。圧巻だったのは後半です。ヘルメットを被って実際に建造中の巨大なコンテナ船に乗り込み、ダクトが網の目のように張り巡らされた機関室内を歩き回りました。設計図面が、どのようにして鉄の塊の中に実装されていくのか、その現物を五感で確かめる作業です。最終日には、既存製品のメンテナンス性を向上させるための部品配置の改善案を提示し、ベテラン設計者の方からフィードバックをいただきました。

職場の雰囲気や人の雰囲気

「海のように広く、真っ直ぐな気風」の方ばかりでした。今治という土地柄もあってか、社員の皆さんは非常にエネルギッシュで、言葉は少し荒っぽい伊予弁混じりですが、中身は驚くほど面倒見が良いです。高専の後輩として可愛がってくれるだけでなく、「船乗りが航海中に困らないためには、このネジ一本の向きが重要なんだ」という、現場に根ざしたエンジニアの哲学を叩き込まれました。休憩時間に造船所を眺めながら飲むコーヒーは格別でした。

参加しての気づきや学び

「陸上の常識が通用しない」という海の世界の厳しさと、それを克服する技術の深さです。船は常に揺れ、塩害にさらされ、故障してもすぐには部品が届きません。そのため、製品には過剰なまでの堅牢さと、誰でも修理できるシンプルさが求められます。学校の教科書では「効率」ばかりを学びますが、実務では「信頼性」が何よりも優先されることを、現場の汗と油の匂いの中で学びました。自分の知識が、世界中の海を渡る船の「命綱」になるという視点を得られたのは一生の財産です。

就職先としての志望度の変化

「この街で、この人たちと、世界の海を支えたい」と、入社への意欲が決定的なものになりました。今までは大手メーカーも視野に入れていましたが、潮冷熱のような「その道で世界トップを走る中小企業」の方が、一人一人の責任が重く、やりがいもダイレクトに感じられると確信しました。特に、自分が引いた一本の線が、数ヶ月後には巨大な船の一部として海外へ旅立っていくというスケールの大きさは、他では味わえない魅力です。

後輩へのアドバイス

熱力学と流体力学の基礎概念(特に熱交換や圧力損失)を理解しておくと、設計の意図が手に取るように分かります。また、造船所の中を歩き回るので、体力と「狭い場所を厭わない精神」も必要です(笑)。一番大事なのは、わからない単語が出てきたらその場で食らいついて聞くことです。海の世界は専門用語の塊ですが、知ろうとする姿勢を見せれば、職人さんたちはどこまでも深く教えてくれます。

どんな後輩におすすめ

「教科書上の計算よりも、目の前の巨大な機械を動かしたい実戦派」や「地元に根を張りつつ、世界を相手に商売がしたい人」に最適です。逆に、冷房の効いた静かなオフィスでPC作業だけをしたい人には、造船所の熱気や喧騒は少しハードすぎるかもしれません。でも、「本物のエンジニアリングの熱量」を感じたいなら、瀬戸内の潮風に吹かれながらこの現場を体験することを、心からお勧めします!
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