日本電子株式会社 のインターンシップ体験記一覧
2026年3月投稿
5.0




後輩へのおすすめ5.0
リアルな業務体験5.0
仕事の面白さ5.0
社風・人の魅力4.0
金銭補助の手厚さ4.0
条件の透明性5.0
活躍イメージ4.0
入社意欲の高まり4.0
参加を決めた最大の理由
会社の業界に興味があったから
インターンシップで体験した内容
走査電子顕微鏡(SEM)やX線光電子分光装置(XPS)を用いた、顧客依頼サンプルの解析サポートを体験しました。単に装置のボタンを押す作業ではありません。サンプルの物性を踏まえ、何を明らかにしたいかという目的に対し、最適な「前処理(イオンミリング等)」や「観察条件」を検討する工程から参加しました。最終的には、自分で取得した画像を元に、材料の結晶構造や元素分布を考察し、技術レポートの形式にまとめて担当エンジニアの方とディスカッションを行いました。ナノ単位の微細な世界から、マクロな製品の不具合原因を特定していくプロセスは、まるで探偵のようでした。
職場の雰囲気や人の雰囲気
職場全体に「静かな知性」が漂っており、大学の研究室をさらに高度に洗練させたような環境でした。社員の方々は、自分の専門領域に対して極めて深いプライドを持っており、高専生の素朴な疑問に対しても、量子力学や光学の観点から徹底的に解説してくださる「教育者」のような側面もありました。お昼休みには、学会の最新動向や物理学の雑談で盛り上がるなど、知的な刺激を求める人にとってはこれ以上ないほど居心地の良い場所です。
参加しての気づきや学び
「見えること」と「理解すること」の間にある深い溝を知りました。装置が高性能になればなるほど、出てきたデータをどう解釈するかという「化学的・物理的な基礎学力」が問われることを痛感しました。高専の授業で学んだ結晶格子や電子軌道の知識が、装置のパラメータ設定一つ一つに意味を与えていると気づいた時、これまでバラバラだった知識が一本の線で繋がりました。また、世界中の最先端研究を「装置の提供」という形で支える、黒衣(くろご)としての技術者の格好良さを学びました。
就職先としての志望度の変化
「材料を作る側」から「材料を解明する側」へと、自分のキャリアプランが大きくシフトするほど上がりました。これまでは化学メーカーのプラントエンジニアなどを漠然と考えていましたが、一つの装置を通じて多種多様な業界(半導体、医療、宇宙など)の最先端に触れられるこの仕事に、唯一無二の魅力を感じました。高専卒でも、専門性を磨き続ければ学術的な貢献ができる環境があることを知り、専攻科進学や大学編入後の進路としても強く意識するようになりました。
後輩へのアドバイス
物理化学、特に「量子力学」と「電磁気学」の基礎を少しでも復習しておくと、装置の原理説明が数倍面白くなります。また、インターン中は「自分が実験で失敗した時のエピソード」を具体的に話せるようにしておくと、社員さんとの会話が弾みます。彼らは失敗の原因を論理的に突き止めるプロセスを非常に重視するからです。日記のようなメモではなく、「現象・仮説・検証」を意識したロジカルなノートの取り方を練習しておくこともお勧めします。
どんな後輩におすすめ
「実験で予想外の結果が出た時に、ワクワクして原因を追求したくなるタイプ」の人です。逆に、「決められた手順で効率よく作業をこなすこと」だけに喜びを感じる人には、この微細な調整と深い考察の連続は少し重厚すぎるかもしれません。自分の持つ専門知識を総動員して、目に見えない世界の真実を暴きたい。そんな知的な野心を持つ高専生には、人生を変える5日間になるはずです。
