室蘭工業大学(室工大)は、ものづくりの街・室蘭に位置する、工学に特化した国立大学です。学生の約3割が編入生という「高専生のホームグラウンド」のような温かな学風が特徴で、編入生への単位認定やサポートが非常に手厚いことで知られています。
最大の特徴は、航空宇宙からロボティクス、環境材料まで、実学を重んじる徹底した教育体制です。高専での実験・実習経験がそのまま大きなアドバンテージとなり、即戦力としての技術をさらに研ぎ澄ますことができます。
就職率は全国トップクラスを維持しており、トヨタや三菱重工といった大手メーカーへのパイプも非常に強固です。仲間と共に「工学のプロ」を突き詰め、確実にキャリアを築きたい高専生にとって、最も信頼できる進学先の一つです。
編入試験・受験対策のポイント
当サイトに寄せられた先輩方の口コミの傾向より、室蘭工業大学の編入試験は「推薦入試における徹底した面接・口頭試問対策」と「基礎の幅広い学習」が合格の鍵であることが分かります。推薦入試で合格した先輩が多く、面接では「なぜこの大学でなければならないのか」という明確な志望動機をはじめ、高専時代に頑張ったこと、大学院への進学意思、卒業後の進路などを深く問われます。一般の筆記試験においても、応用問題よりは基礎を幅広く問われる傾向にあるため、過去問を中心に各科目の基礎を固めておくことが重要です。また、「TOEICは絶対にあった方がいい」という声も寄せられており、専門科目の対策と並行して英語のスコアメイクを早めに済ませておくことが推奨されています。
高専からの単位認定と編入後の生活・ギャップ
編入を経験した先輩方の口コミからは、入学直後に直面する「単位認定の厳しさ」と「コミュニティ作りのギャップ」に対するリアルな声が多数寄せられています。単位認定は66単位程度にとどまるケースがあり、特に1・2年次で履修する基礎科目が認定されずに苦労したという声があるため、入学後はしっかりとした履修計画が必要です(3年次の実験等は認定されやすい傾向にあります)。また、高専のような「クラス」という概念がないため、自分からサークルなどのコミュニティに積極的に参加しないと、同じ学科内で新たな友人を作るのは少し難しいようです。授業自体は高専の復習に近い専門科目も多く、高専時代よりも比較的自由な雰囲気で進んでいきます。
この大学の素晴らしい点
単位認定の苦労や新しい環境への戸惑いを乗り越えた先輩方の口コミでは、室蘭工業大学の「学生生活の過ごしやすさ」と「就職の強さ」を評価する声が目立ちます。生活面では、大学周辺の近場に住んでいる学生が多く、友人同士で気軽に集まって宅飲みをするなど、アットホームで充実したキャンパスライフを送ることができます。また、「学食の種類が多くて安い」という点も学生から非常に好評です。真面目な学生が多く落ち着いた環境の中で学ぶことができ、就職活動においても大学でしっかりと頑張れば大手企業へ就職できる道が開かれており、高専時代よりもさらに就職の幅やイメージが良くなるという強力なメリットがあります。