TOWA株式会社 のインターンシップ体験記一覧
2026年3月投稿
4.0




後輩へのおすすめ4.0
リアルな業務体験5.0
仕事の面白さ4.0
社風・人の魅力4.0
金銭補助の手厚さ5.0
条件の透明性5.0
活躍イメージ4.0
入社意欲の高まり5.0
インターンシップで体験した内容
与えられた課題は「既存の動作シーケンスから、安全性を担保しつつ0.2秒のタクトタイムを削る」こと。初日に仕様書を読み込み、2日目からはロジックアナライザを駆使して、モーターの加減速カーブとセンサーの応答速度をミリ秒単位で解析しました。最終的には、自分で修正したパラメータをクリーンルーム内の試験機に流し込み、オシロスコープで波形を確認しながら、目標としたスループットが出ているかを実証しました。
職場の雰囲気や人の雰囲気
「雑談で盛り上がる」ような緩さは一切なく、常にロジカルで高密度な静寂が保たれていました。メンターの方も「答えを教える」のではなく「ヒントの在処を示す」スタイルで、高専生を一人の対等なエンジニアとして突き放しつつ、敬意を払ってくれているのが伝わりました。感情論ではなくデータと論理がすべてを支配しており、仕事の質に対して極めてシビアな、心地よい緊張感がありました。「仲良しクラブ」ではなく「プロのチーム」を求めている人には最高の環境です。
参加しての気づきや学び
「理論上の最適解」と「現場のノイズ」の乖離を埋める執念が、製品の付加価値になることを学びました。コード上では完璧でも、実際の配線の引き回しによる微弱なノイズや、機械の個体差で挙動が変わる。そのわずかな「揺らぎ」を制御工学の知識でどう押さえ込むか、というプロセスこそが技術者の腕の見せ所だと痛感しました。また、1秒の短縮が顧客にとって数億円の利益に直結するという「産業用装置」のダイナミズムを、画面の中だけでなく実機の振動を通じて理解できたのは衝撃でした。
就職先としての志望度の変化
「技術を極めたい」という自身の欲求に対して、非常に高い解が得られたため、志願度は明確に上がりました。ただ同時に、このレベルで一生戦い続けるには、常に最新の論文や技術トレンドを追い続ける「自走力」が不可欠であることも突きつけられました。大手のような「手厚い教育プログラム」を待つのではなく、自分で環境を奪い取りにいくようなハングリーなキャリアがここにはあると感じ、就職に向けた覚悟が固まりました。
後輩へのアドバイス
PLC(ラダー言語)の基礎はもちろんですが、C言語を用いたリアルタイムOSの概念を少しでも理解しておくと、議論の解像度が跳ね上がります。また、インターン期間が短いので、「質問を遠慮する時間」が一番の損失になります。相手の時間を奪うことを恐れず、自分の仮説をぶつけ、論理的に論破される経験を積極的に買いに行ってください。クリーンルーム内は乾燥するので、目薬やのど飴(休憩用)があると地味に助かります。
どんな後輩におすすめ
「最適化」「効率化」という言葉にゾクゾクする人、あるいは「自分の書いた数行のコードで、数億円の機械をコンマ数秒早く動かしたい」という支配欲に近い情熱がある人です。一方で、周囲との協調性や、手取り足取りの指導を重視する人には、この「個の力」を問われる空気感は少し冷たく感じるかもしれません。自分の技術が市場でどれだけの価値を持つか、その「現在地」を冷徹に確認したい人には、これ以上の場所はありません。
