高専卒の進路データまとめ:就職か進学か【2025年最新版】
「高専に入ったら就職するしかない?」それは昔の話です。現在は約4割の学生が進学(大学編入・専攻科)を選んでいます。求人倍率20倍超えの「就職最強説」と、国公立大学への「編入パスポート説」。それぞれのデータの裏側と、失敗しない選び方を解説します。
1. 数字で見る高専生の進路(就職6割・進学4割)
全国の高専(本科卒業生)の進路状況はおおよそ以下の比率で推移しています。
| 進路 | 割合 | 主な行き先 |
|---|---|---|
| 就職 | 約55〜60% | 大手製造業、インフラ(電力・鉄道)、IT企業、公務員 |
| 進学 | 約40〜45% | 国立大学(3年次編入)、高専専攻科 |
| その他 | 数% | 海外留学、進路未定など |
「明石高専」や「豊田高専」など、進学校化している高専では進学率が7〜8割に達することもあり、学校によってカラーが全く異なります。
2. 「就職」を選ぶメリット・デメリット
高専の代名詞とも言える「就職」。その圧倒的な実績は健在です。
メリット:求人倍率が異常に高い
学生1人に対して10〜30社からの求人が来ます。大卒でも入社が難しい「超大手企業」や「優良ホワイト企業」に、学校推薦でスムーズに入社できるのが最大の強みです。
デメリット:大卒との初任給・昇進の差
初任給は「高専卒(短大卒相当)」として設定されるため、大卒より2〜4万円低くなるのが一般的です。ただし、技術職としての実力が評価されれば、数年で並ぶことも可能です。
3. 「大学編入」を選ぶメリット・デメリット
「センター試験(共通テスト)なし」で国立大学の3年生になれるルートです。
メリット:学歴ロンダリングが可能
旧帝大(東大・京大・阪大など)や、地方国立大への編入実績が豊富です。最終学歴が「大卒」になるため、将来の研究職や海外勤務への道が広がります。
デメリット:単位認定と環境の変化
編入後は単位認定の壁があります。高専で取った単位がすべて認められるわけではなく、2年間で詰め込み学習が必要になるため、サークル等を楽しむ余裕は少なくなります。
4. 「専攻科」という第3の選択肢
高専卒業後、さらに2年間学校に残って学ぶ「専攻科」も人気です。
- 学士(大卒資格)が取れる:特例認定を受けることで、大学卒と同じ「学士」が得られます。
- 環境が変わらない:慣れ親しんだ先生や設備で研究を続けられます。
- 大学院への近道:専攻科修了後は、そのまま大学院へ進学する学生も多いです。
注意点:大学に比べて知名度が低いため、就職活動の際に「専攻科とは何か」を説明する必要がある場合があります。
5. いつ決める?進路決定のタイムリミット
高専の進路決定は、大学生よりも早いです。
- 3年生 後期:進路希望調査(なんとなく決める)
- 4年生 夏:インターンシップ参加(就職・進学どちらも必須)
- 4年生 冬:進路最終決定(ここで振るい分け)
- 5年生 春:編入試験・就職試験スタート
特に「編入」を目指す場合、4年生の時点でTOEICスコアや数学の準備が完成していないと手遅れになります。
あなたの成績だと、どこの大学・企業が狙える?

