高専卒業後の資格取得の有利・不利【実務経験短縮の特権とは】
「高専卒だと一級建築士はいつ取れる?」「電験三種は認定で取ったほうがいいの?」
高専卒という学歴は、実は国家資格の取得において「最強」のクラスに位置します。多くの資格で大卒と同等の受験資格が得られたり、実務経験年数が大幅に短縮されたりします。知っている人だけが得をする、高専卒の資格特権について解説します。
1. 「資格は入社してから」では遅い理由
出世スピードに関わる「受験資格」の罠
多くの技術系国家資格には「受験資格(学歴+実務経験)」があります。これを理解していないと、「同期の大卒社員はもう受験できるのに、自分はあと2年待たないといけない…」あるいはその逆の現象が起こります。
ここがポイント
- 高専卒は「短大卒相当」ですが、指定科目を修めていれば「大卒と同等」の最短実務経験で受験できる資格が多いです。
- ただし、在学中に「特定の科目」の単位を取っておかないと、卒業後に受験資格が得られない(認定されない)ケースがあります。
2. 高専卒が圧倒的に有利な資格リスト
以下の資格は、高専のカリキュラムと直結しており、非常に有利です。
| 資格名 | 高専卒のメリット | 対象学科 |
|---|---|---|
| 二級建築士 | 卒業後すぐに受験可能 (実務経験0年)。建築学科生は在学中に学科試験を受けることも可能。 | 建築 |
| 一級建築士 | 二級取得後、または卒業後の実務経験で最短受験可能。 (法改正により受験要件が緩和されています) | 建築 |
| 電気主任技術者 (電験三種・二種) | 「認定取得」が可能。 指定単位を取得して卒業し、実務経験を積めば、試験を受けずに申請だけで免状がもらえる最強の特権。 | 電気・電子 |
| 施工管理技士 (1級・2級) | 指定学科卒なら、高卒よりも短い実務経験で「技士補」や「技士」の受験が可能。 | 土木・建築 電気・機械 |
| 測量士・測量士補 | 指定科目を履修して卒業すれば、申請のみで試験免除で取得可能。 | 土木 |
3. 「試験免除(認定)」の落とし穴
電験や測量士の「認定」は簡単ではない
「申請だけで貰えるなら楽勝!」と思いがちですが、実際にはハードルがあります。
- 単位確認が厳しい:在学中に指定された科目の単位を全て取っている必要があります。「選択科目だから取らなかった」科目が一つでもあるとアウトです。
- 面接がある(電験):実務経験証明書の審査に加え、保安監督部での面接試問があります。しっかり実務を理解していないと落とされます。
- 時間がかかる:申請から交付まで数ヶ月かかります。「今すぐ資格が必要」という場合は試験を受けたほうが早いです。
それでも、合格率10%以下の難関試験を回避できるメリットは絶大です。
「自分の履修科目で電験の認定は取れる?」「建築士の最短ルートは?」
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