インターンシップで体験した内容
前半はエンジンやトランスミッションの組立ラインの見学と、開発部門の役割についての座学が行われました。中盤からは、次世代エンジンの燃焼解析データの整理や、CAE解析ソフトを用いた部品の強度シミュレーションの補助業務を体験しました。実際の試験車両が走行するテストコースの見学もあり、最終日には自分が解析したデータから導き出した改善案について、若手エンジニアの方々とディスカッションし、成果発表を行いました。
職場の雰囲気や人の雰囲気
高専出身の先輩が非常に多く、最初から「後輩が来た」と親しみを持って接してくれました。技術的な質問をすると、図面や現物を見せながら納得いくまで解説してくれる熱心な方が多かったです。職場は「いい車を作りたい」という共通の目標に向かって一丸となっている雰囲気があり、部署の垣根を越えたコミュニケーションも活発で、非常に風通しが良く、一人のエンジニアとして扱ってくれる安心感がありました。
参加しての気づきや学び
高専の授業で学んだ材料力学や熱力学の基礎が、実際のエンジン開発においてどう最適化計算に組み込まれているのかを肌で感じることができました。また、単に性能を上げるだけでなく、製造コストや組み立てやすさを考慮した設計がいかに重要であるかを学びました。地元の誇りである企業の「こだわり」の深さに触れ、自分の技術で地域や社会に貢献したいという思いがより一層強くなりました。
就職先としての志望度の変化
実験データのわずかな変化から課題を見つけ出し、改善に繋げるプロの視点に圧倒されました。進学して研究を続けるか迷っていましたが、このインターンを通じて「早く現場で実機に触れたい」という気持ちが勝り、就職することを決意しました。
後輩へのアドバイス
Excelでのデータ処理やグラフ作成のスキルは必須です。アドバイスとしては、自分の通う高専のOBがいないか積極的に探し、寮生活や入社後のリアルな話を聞いておくと、将来の生活設計がより具体化すると思います。
どんな後輩におすすめ
「車が大好きで、その中身の仕組みを突き詰めたい人」や「地元広島で世界を相手に仕事をしたい人」に間違いなく合うインターンです。理論と実機の結びつきを重視する人なら、毎日が刺激的だと思います。逆に、車に全く興味がない人や、PC作業だけで完結する仕事をイメージしている人にとっては、現場の泥臭い検証作業や熱気のある雰囲気は少しギャップを感じるかもしれません。